【プードル】
ふんわりと豊かな被毛に覆われた優美な風貌で古くから王族や貴族を魅了してきた。大変聡明で、飼い主の言うことを良く聞く。プライドが高く、自信に満ち溢れている。小型犬には甘えた性格の犬種が多いが、プードルは自立心が強く、訓練欲、思考力に長けていてしつけやすい。
サイズはスタンダード、ミニチュア、トイと3タイプに分けられる。月に1回はトリミングを行うこと。また抜け毛も少ないので犬の毛のアレルギーの人にも向いている。
【フレンチ・ブルドック】
こじんまりとしているが骨格はしっかりとしており、体は筋肉質でよく引き締まっている。コウモリのような耳と丸い大きな目が特徴。性格は温厚で優しく、めったに吠えない。活発で明るく人間に対してもとても友好的である。この性格ゆえ、愛玩犬に最適。毛色は各種のブリンドルで暗色が望ましいとされている。ホワイト、フォーン、ブリンドルアンドホワイトなども認められている。暑さに弱いので温度管理に注意すること。
【フラットコーテッド・レトリーバー】
垂れ耳、垂れ尾で知的な外見。水辺の猟で役立ち人気だった。おだやかで優しく、猟のときはてきぱきと活動的。ユーモラスな気質をもち、好奇心旺盛で社交性があるので初対面の人にも愛想がよい。カラーはブラックかレバー。家庭犬、猟犬、回収犬の3役をこなしていたため、コンパニオンドックとしても飼いやすい。
【ブルドック】
大きくスクエア型の頭部をもつ中型犬。かつては闘犬として名を馳せたが、今は改良され暴力性はすっかりなくなっている。外見に反して性格はおだやかでいつでも落ち着いている。レッドブリンドル、その他のブリンドル、白、レッド、フォーン、ファローなどの一色毛、ホワイトアンドブラック、ホワイトアンドレッド、その他の斑色がある。熱中症などの健康トラブルを起こしやすいのでしっかり管理すること。
【ファラオ・ハウンド】
古代エジプトでガゼルの猟犬として使われていた。その後マルタ島でウサギ狩りで活躍した。鋭い嗅覚と聴覚を持つ犬。美しく優雅なファラオ・ハウンドはマルタの国犬に指定されている。歩き方は流れるように軽やかで、被毛は短く、つやつやとした光沢がある。筋肉質だが、体の線は優雅なカーブを描いている。
【ブラック・アンド・タン・クーンハウンド】
原産地はアメリカ。別名アメリカン・ブラック・アンド・タン・クーンハウンドとも言う。クーンとはアライグマのことであり、臭いを嗅ぎつけてアライグマやフクロネズミを木の上に追い上げる猟犬。体長と体高はほぼ同じで肢もちょうどよい長さ。力強くテンポのよい歩き方も特徴。
【ブラッドハウンド】
ベルギーのサン・ユベール修道院の修道士が繁殖していた犬。頑丈な体格をしており、地面を嗅いで追跡する能力に長けているので動物を追跡するのに使われた。現在では犯罪者や行方不明者の捜索にも活躍している。皮膚は薄くゆるゆるとしており、頭部から首にかけての皮膚が垂れ下がっているのが特徴。
【プロット・ハウンド】
原産地はアメリカ。猟に使われることが多く、持久力があるので遠くまで獲物を追うことができるほどスタミナ満点。ハンター達から人気がある。犬同士の仲がよいので数頭でも狩りができる。被毛は短く、毛色はブリンドル、グレーなどがある、やや細面で耳は垂れている。鳴き声は甲高い。
【プチ・バセット・グリフォン・バンデーン】
別名リトル・グリファン、バンデーン・バセー。フランスのヴァンデ地方が原産なことでこの名がついた。小動物の狩りに最適。イバラの多い荒地で暮らしていたため、精神的にも肉体的にもタフで頑強。外見は胴長で荒削りな雰囲気だが、それも魅力的。まつげや口ひげ、あごひげが長い。
【ブリタニー・スパニエル】
別名エパニュール・ブルトン、ブリタニースパニエル。フランスのブルターニュ地方が原産地でスパニエル犬種のなかではもっとも歴史が古いとされており、20世紀始めにさまざまな改良が加えられて現在に至る。獲物を見つけると我慢強くポイントを行って回収までもこなす。尾は生まれつきないか、断尾されている。
【フィールド・スパニエル】
1892年からコッカー・スパニエルと区別されてショーに出陣されると、胴長短足の容姿が好評を博した。そこでさらに体高を低く、胴長に改良されたが、猟犬としては役に立たなくなったため一時絶滅の危機に瀕した。現在は元の姿に戻っている。つややかな被毛はどんな悪天候もものともしない耐久性に富んでいる。
【プーリー】
原産地はハンガリー。チベタン・テリアと似ていて、祖先犬が混血している可能性が高いといわれている。悪天候にも強い二重の皮毛は、伸ばすと縄のれんのようになり、耐久性が高い。別名ハンガリアン・ウォーター・ドッグ、ハンガリアン・プーリー。初期はハーディングに使われていたが、現在はコンパニオン・ドッグとしても愛されている。
【ブリュッセル・グリフォン】
原産地はベルギー。人間味あふれる表情と気立てがよく楽しい性格が魅力で、ベルギーでの人気が高い。アーフェンピンシャーやヨークシャー・テリアに、ベルギーの土着犬をかけ合わせて生まれたとされる。小型害獣のハンティングに使われた。現在はコンパニオン・ドッグとして愛されている。体は小さいが頑丈で、長文短毛の2タイプ。口ひげを生やしている。上向きの鼻や大きな目が愛らしい。
【ブル・テリア】
原産地はイギリス。別名イングリッシュ・ブル・テリア。ブルドッグと絶滅したホワイト・イングリッシュ・テリアを交配してつくられた闘犬。力が強く、忍耐力もあり、その勇ましさは「白い騎士」と呼ばれたほどである。闘犬が廃止されてからは闘争心が取り除かれた。卵形の顔が印象的である。
【ブービエ・デ・フランダース】
ベルギーからフランスにまたがるフランドル地方が原産地。力強くてがっしりした体型で、粗い毛が全身を覆っている。眉毛と口ひげ、あごひげがある。耳は断耳され直立している。初期は牧畜や荷物の運搬、バターづくりの機械を回していた。現在は警護犬や警察犬として活躍している。フランダースの犬のモデル犬にもなった。
【ブラジリアン・マスティフ】
原産地はブラジル。別名フィラ・ブラズィレイロ、カオ・フィラ。追跡能力が高いので、おもに猟犬として使われていた。飼い主には紳士的にふるまうが、見知らぬ人には強い警戒心を抱く。上唇がずっしりと垂れた典型的なマスティフ顔。被毛は密生していてやわらかな手ざわり。体重は41~50kg。体高は61~76cm。
【ブリアード】
ロシアのカール大帝に愛されていた犬。別名ペルジェ・ド・ブリー。丈夫な骨格と筋肉をもち、やや波打った硬く長い被毛で覆われている。後ろ肢に不完全な指があり、雪原を歩くときに役立つ。もとは牧羊犬だが、人に道を教えるなどもでき、とても仕事熱心なところがある。「毛皮に包まれた心」といわれるくらいに人になれ親しむことで知られている。
【ブル・マスティフ】
原産地はイギリス。体長が体高よりやや長めで、全体的にスクエアな体格をしている。なめらかな短い被毛が全身を覆っており、口は黒く耳の色は濃い。体重はオスで50~59kg、メスで41~50kg。体高はオスで63.5~68.5cm。メスで61~66cm。夜間の番犬として、ブルドッグとマスティフの長所を集められた。パワーとスピード、粘り強さを兼ね備えた優秀な犬。