4.仔犬を迎える

最初に必要なもの

  • ・ハウス
    ……犬の居場所。最終的な大きさを予想して購入するほうがよいでしょう。室内犬であればサークル、室外犬であれば、犬小屋となる。中にベッドになるクッションなどを入れてやるとよいでしょう。

    ・首輪
    ……犬の成長により調節が必要のため、調節が容易で細かくサイズ調整できるものを選びます。室内犬でも、散歩の時だけつけるのではなく、日頃から着けていた方が慣れてくれますし、万一の迷子の時にも安心です。

    ・リード
    ……散歩時、もしくは室外犬をつなぐために必要。散歩時の命綱という重要な役割をもっています。これも、散歩に出す前から少しずつ慣れさせる必要があります。室外犬をつなぐために使用する場合は、鎖でできているものや太い縄でできている丈夫なものを選ぶとよいでしょう。最近は、夜間の散歩用に、電飾がついていたり蛍光塗料が塗ってあったり、いろいろな種類があります。

    ・餌
    ……年齢や生活環境にあわせて必要栄養素が異なるため、ラベルをよく見て購入しましょう。また、犬によっては好き嫌いやアレルギーが出ることがあるので、はじめは少量ずつ購入することが望ましいてでしょう。
    開封してから時間が経つと、エサが酸化して栄養素や味が落ちたりするので、ドライタイプであれば1ヶ月ぐらいで食べきれるサイズ、ウエットタイプは開封食べきりサイズがよいでしょう。

    ・皿
    ……エサや水を入れるためのお皿。最近は陶器やプラスチック製品も増えたが、丈夫さを考えるとステンレス製のものがいいでしょう。

    ・トイレシーツ
    ……吸水使い捨てシーツ。ケージに置いてトイレにします。犬の大きさによってサイズが色々あります。また、足を上げてオシッコをする男の子用は、壁に立てかけて使います。

    ※まずはこれだけ揃っていればいいと思われます。おもちゃ・グルーミング用品などは、その犬の好みや性格・あったものが追々分かってきてからでもいいでしょう。

仔犬がやってきたら

  • 仔犬には新しい環境に慣れるための時間が必要です。
    家 (仔犬にとっては新しい環境) に着いて、すぐに家族が出かけてしまったり寝静まってしまえば、とても寂しく心細い思いをします。
    できれば家族全員が在宅している休日などの、午前中に迎えるのが最適です。
    家に到着したら、まず、お水をあげてください。
    もしその時に飲まなくても、いつでも飲めるように器は動かさないでください。
    しばらくすると、仔犬は家の中の匂いをかぎ始めます。
    これは、安心していい場所なのかどうかを確認しているので、追いかけ回したりせずに、好きなようにさせてください。
    (ただし、誤飲などの事故が起こらないよう、注意して仔犬の行動を見守ってください)

    もしも仔犬が家族に興味を示して近づいてくる素振りを見せたら、名前を呼んだり、手を叩いたりして呼び寄せ、遊んであげてください。
    仔犬が1ヶ所でぐるぐる回り出したり、そわそわし始めたら、トイレの合図です。
    あわてずにそっと抱き上げて、トイレスペースに連れて行ってあげてください。
    新しい家に着いた日の仔犬は、ストレスがかかっています。
    ですから仔犬が寝てしまったら、無理に起こしたりせずに、そのまま寝かせてあげましょう。

しつけ・はじめの一歩

  • 犬は、同じ経験を繰り返すことによって、一つ一つ新しいことを覚えていきます。
    1回より2回、3回4回と回数を重ねるごとに、記憶と行動パターンが強化されていきます。この目安が、大体3日間。
    つまり、最初の3日間、イタズラや吠え声を注意されなければ、仔犬はイタズラも吠えることもやって良い事だと認識します。
    逆に、最初からルールを決めて、ルールに従った生活をしていれば、最初のうちは多少の反抗やとまどいは見られても、3日たつ頃には、仔犬は「日々の生活はこういうもの」「家族の言うことには従うもの」と納得し、決まりを守れる社会性のある犬への最初の1歩を踏み出します。

    例えば、仔犬がやってきた当初に起こる問題として、夜鳴きがあります。
    環境が変わり、母犬や兄弟犬たちと離された仔犬は、心細さを感じています。
    特に夜、寂しさや不安から家族が寝静まった後に鳴き始めることが多いようです。

    ですが、仔犬が鳴くたびに人間が飛んで行ってかまっていれば、仔犬は鳴けば誰かが来てもらうと思って、ますます鳴くようになります。かわいそうだからと、一緒の布団で寝るのも好ましくありません。一度布団に入れてあげると、犬はこれからも常に一緒に寝てもらえるものと認識します。成犬になってからも布団に入れてもらえるまで吠え続ける、というようになってしまいます。
    逆に、鳴き始めても構わないようでいれば、3日もすれば、慣れて大人しく寝るようになっていきます。